表1は普段の買い物において、50歳から79歳の男女1200人にアンケートした結果である。日常的に買い物で最も多く使う支払手段を尋ねたところ、「現金」と答えたのが499人(41.6%)だったのに対して、「クレジットカード」と答えたのが537人(44.8%)にのぼった。
当社のマーケティンググループでは、若い人たちならばともかく50歳から79歳という世代においては、まだまだ現金払いが多いのではないかと考えていたので、クレジットカードが現金払いを上回ったのは予想外であった。
さらに157人(13.1%)もの方々が日常的に最も使う支払手段に「電子マネー」をあげていることも驚かされた。
電子マネーの普及については店舗側の整備が急ピッチで整い、各種企業が電子マネー参入にしたことと同時に、コロナ禍で現金を触りたくないという心理が働いたことが要因であると推測される。特にシニア世代においては、コロナ対策の一環として電子マネーやクレジットカードなどのキャッシュレス決済が広まったのではないかと思われる。
では、現金派・クレジットカード派・電子マネー派などには特徴があるのか、当社のシニアマーケティングチームが1200人アンケートの他の質問なども勘案してそれぞれのペルソナを作ってみた。