また、インターネット通販で見ても(表3)、60代以上の方の72.5%が「利用している」と答えており、20代(67.3%)・30代(68.5%)を上回っており、シニアの方々もインターネット通販が生活の一部になっていることがわかる。
通信販売業界全体では、今後も更に売上を伸ばすことが推測されるが、通信販売企業単体で考えると大手参入や競合の増加などにより、更に厳しい競争が予想される。そんな中で、一部の先進的な企業ではより良い商品開発とともにCSRによる企業価値の向上と差別化を図り、「ファン」を増やす努力をしている。
2000年代初頭から各企業に注目されたCSRだが、近年ではSDGsに絡めた施策が主流になっているようだ。環境に配慮した生産活動や社会貢献はもちろん、教育や地方創生といった社会問題にも取り組むことが、顧客を始めとするステークホルダーへの責任でもある。今後はこういった活動と社会的責任が通信販売企業にも強く求められ、消費者が購入する際の選択肢になるのかもしれない。
さて、話が逸れたが、本アンケートの「その他」については、自由回答でご意見を頂戴しているのでいくつかご紹介したい。下記は「その他」で多かった意見である。